ポーランドのNext Victim (次の犠牲者) の2009年リリースのセカンド・アルバム。ex-Mind Pollutionのメンバーによって結成されたバンドである。そのMind Pollutionで変幻自在のヴォーカリゼーションを披露していた女性ヴォーカリストがまたもフロントに立つ。案の定というか、このバンドもまたMind Pollutionと同じく異端な存在感を放っている。そしてステージ上でジャンベも叩く彼女のヴォーカリゼーションはここにきて頂点を極めたかのようだ。サウンドはネオクラスト的な要素があったMind Pollutionからその要素を省き、さらにスロー・ダウン。より憂鬱と絶望に満ちている。まさに「ダーク・アンビエント・クラスト・スラッジ」と呼ぶにふさわしい。個人的な表現を用いて、サウンド同様に「この世界の憂鬱と絶望を唄い叫ぶ歌詞はそのような感情も改めて希望を呼び起こしてくれるものだ」ということを思い起こさせてくれる。 だが、ここでいう「希望」は人間の嫌悪・恐怖を深くえぐるがゆえにとてつもなく遠い希望と言えるだろう。私はこういうほうが肌に合っている。全6曲。[Kazu / Acclaim]
Release date: 2009
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