フランス・ナンシーのポリティカル・フリーク・ハードコア/パンク"Richard Durn"の"国家の暴力が正義と名付けられる限り、国民の正義は暴力と名付けられるだろう" demo CD-R、Rosaparkとのsplit LPに続く第3作目の作品。実質本作がファースト・アルバムとなる。基本グラインド/パワーバイオレンスをミックスしたファストなハードコア/パンクに妖しいキーボードが絡んでくる。そこにアナーコパンク精神を内包しているのである。基本グラインド/パワーバイオレンスと言えど、単純なそれではなく、あらゆるファスト・ミュージックを始めとして、メタル、スラッジ、パンクロック、アナーコパンクがごった煮状態。しかし独自のセンスでそれらを消化し、そのうえこの嘆き悲しむべき世界に対する怒りでシリアスにまとめる様はさすがと言うしかない。バンドのディスコグラフィー、ビデオ、ポスターなどを収録したCD-R付。本作の歌詞の英訳・ドイツ語訳・スペイン語訳もそこに収録されている。アートワークはex-Coche Bomba/Otaku PartyのIvan。 Release date: 2010