
2000年代のベスト・ジャーマン・ポリティカル・ハードコア"The Now-Denial"のディスコグラフィーが、東京のToo Circle RecordsとドイツのSabotageの協同でリリース。彼らは明らかに、Tragedy、From Ashes Riseらの90's以降のモダン・ハードコアの影響、9.11前後にその本質をさらに露にしたグローバル資本、戦争国家群に支配されたこの世界に対する意識、それと同時に巻き起こっている反グロ・ムーブメントにおける人々の抵抗をベースに結成されたバンドだ。これは本人たちも言っているし、彼らのデビュー作であるsplit 7" w/Seein'Redは、イタリア・ジェノバにおける反G8抗議行動 (2001年7月)、引き続くsplit 7" w/Highscoreは、スウェーデン・GBGにおける反E.U.抗議行動 (2001年6月) で逮捕された人々の訴訟費用のためのベネフィット・レコードだった。 サウンドは確かにTragedy、From Ashes Rise以降に出てきたバンドという感じだが、独自のスタイルを持っている。一発で「The Now-Denial」と分かる絶対的な存在感がある。2ndアルバム"Viva Viva Threatening"ではよりストレートになり、それらのバンドの影響がより明確になった。個人的には彼らは90年初頭のジャーマン・エモーショナル・ハードコアの影響も強いように思う。とにかく「怒り」と「不満」と「思慮」に満ちたハードコアが全19曲。1stアルバム"Truth Is On Fire"、2ndアルバム"Viva Viva Threatening"から何曲かを抜粋し、split 7" w/Seein'Red & Highscore、"Turn It Down!" comp LP、"Deutschland In Decline" comp 7"の音源、そして未発表曲を収録。さらに完膚なきまでに「不服従」と「創造力」を叫ぶ歌詞もそのほとんどを手掛けるヴォーカリスト"Soren"のセンシティヴな部分がよく現れていてカッコよすぎる。日本語訳付きのデジパック仕様。加えて、エンハンスド仕様でライブ・ビデオも見れる。
Release date: 2006
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