

元LV、現Unarm、Moonscape/Payback Boysらのメンバーによるニュー・バンドの初音源。「The Breath」というバンド名は、歌詞を読んでも一連のBLMに触発されたような反レイシズムの意思を明確に感じさせる。
Black Holeレーベル・インフォより:
昨年惜しくも解散したLow Vision(以下LV)。そのメンバーであったMasaが中心となり同年に結成されたThe Breath。メンバーはMasa(Vocal / ex-LV)、Katsuya(Guitar / Young Lizard, Moonscape, Payback Boys)、Yagi(Bass / Unarm)、Akio(Drums / Tragic Film, Soul Discharge,Standout, Kill List and more)の4名。
2021年8月、挨拶代わりの5曲入りテープをBLACK HOLEよりリリース。新しいバンドながらも、過去の経験と新たな探究心のもと、"Promo 2021"というタイトルが皮肉にも聞こえるほどに完成された5曲を収録。
最初に楽曲を耳にした際の印象は、The FlexやNo ToleranceようなタフさにPunkが加わり、さらにLV時代から変わらずのジャパニーズハードコアに通ずる言葉の乗せ方・詰め込み方が絡み合って流石だなと。聴き込むとよりそれが明確になる感じがして最高です。
また今回のカバーアートはギターのKatsuyaことKTYL。その他のアートワークはベースYagiが担当。歌詞も英訳付きでバッチリ載せてますので是非そちらも目にしてもらえたらと思います。
本作を作るにあたり、先にあがった2バンドに加え、ConditionやYouth of Today、S.D.S.やProvoke、GlueにTurnstileなどに影響を受けたとのことで、照らし合わせながら聴いてみたのですが、特にS.D.S.に関して勝手にメタルクラストの頭で聴いていたけど、改めて聴くとモッシュパートがたっぷりあってブチあがりました、、、!この聴き方は楽しいので試してみてください。
Masaからは"Too Hardcore for Punk Person, Too Punk for Hardcore Person"という彼らしいメッセージが届きましたが、ぜひ聴いてそれぞれの感想を持ってくれたらと思います。
Release date: 2021