
東京のSOLVENT COBALTの4年ぶりとなるニュー12"EPが、前作 "Private Gloam" 1st LP(2021年リリース)に引き続き、東京のAsylum Partyよりリリース。
『楽しい子ども楽しくない子ども』という社会的なタイトルも興味深い全3曲。
以下、レーベル・インフォより一部転載:
「楽しい子どもがいれば楽しくない子どももいる。SOLVENT COBALTはいつもそんな当たり前のことに気づかせてくれる。」
[Kazu / Acclaim]
レーベル・インフォ:
マシンビートとスクエアに刻まれるベース、多層に重ねられたギターのフレーズとノイズ。個々の要素を取り出すとニューウェーブ、ポストパンクあるいはまだそうは呼ばれていなかった黎明期のシューゲイズのそれとも言えるだろう。しかし、それらが重なり合い作り上げるサンウンドスケープが描き出す情景は、SOLVENT COBALTだけが持つ別の何かであり、例えばそれは80年代の商業主義的な世界の裏で熟成されたジャパニーズハードコアパンクのそれと同質の何かだ。
そして、どれだけ聞こうとしても聞き取れないたぶん日本語で歌われているだろうボーカルは、プラットフォーム資本主義が差し出す数値化された分かりやすさへの対抗であり、社会への迎合に抗うひとつの回答とも言えるだろう。
楽しい子どもがいれば楽しくない子どももいる。SOLVENT COBALTはいつもそんな当たり前のことに気づかせてくれる。
(Naohiro Nishikawa)
SOLVENT COBALT
2016年に活動を開始し、現在は大塚智史(Vo/Gt)とC.V. (Ba)によるユニットとして都内のライブハウスを中心に活動中。東京の<ASYLUM PARTY>より1st シングル『COLD BLUE / THE ORDINARY MAN』、EP『MARIGOLD』、1st LP『PRIVATE GLOAM』をリリース。コールドウェーブあるいはニューウェーブから受け継いだマシンビートと、マーシャルのギターアンプで鳴らされるファズのかかったベース。その上で鳴らされるノイズ成分多めのギターが形作るサウンドは、ポストパンクの耽美でありインダストリアルのダンスでもあるが、端々に溢れ出る暗黒への誘惑とその態度はメンバーの出自からも明らかなようにハードコアのそれである。ビールの空き缶に刺された赤い薔薇とコバルトのブルー。個として生きるための音楽。
Release date: 2025
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