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本日4/23、DEBACLE PATH Vol.2発売!

本日4/23、DEBACLE PATH Vol.2発売!

https://graywindowpress.com/debacle-path/

個人的には、日本の天皇制の下での「思想の衰退」から、自分たちを再び取り戻すような記事が揃っているという印象を受けた。そのことは現下の「ウイルス渦」をどう「生き延びるか」にも直接的に繋がっているし、その意味で前号よりさらに私たちの「諸現実」を繋ぐ内容になっていると思う。

もっと突っ込んだ言い方をすれば、「思想の堕落」としかいえない状況に、今号の小特集「ハードコア・パンクと学術」が突き出されたとも感じる。編集人が意図したかは分からないが、そのこともまた天皇制の下での日本の「学校」、つまりはその「制度」の下での「教育」と照らし合わせてみても非常に興味深い。

そのことに関連することで言えば、北米で625というDIYパンク/ハードコア・レーベルやSpazz / What Happens Next?といったバンドもやっていたマックス・ウォードのインタビューは読むべき記事だ。

とりわけ日本の天皇制への認識は鋭い。分析に重心を置いているが、さすがDIYパンクスというべきか、しっかり批判もしている。

「普段僕たちは、帝国主義システムというのは、人々の上に立つ国家がその力を行使するための手段だと考えるけど、特に平成の時代というのは、この時代に育った人たちにとっては、平成天皇は政治的なこととはほとんどまったく関係がない天皇として認識されていて、代わりに純粋な共感や善意を示して、そういった被災地や被災者を訪問してありがたられていた。天皇は国家の象徴で、「国民」のみが関係するもので、つまりそれは、同様に被災した外国人や韓国朝鮮人のことはどうでもいいということでもあるわけでしょう。だから、今アナキストのような人たちに重要なのは、こういった政策に影響されやすい人たちに対して、「それは国家に共感を持つことにつながる」ということを指摘し警告することなんじゃないかな。」- マックス・ウォード

パンク精神を大事にする者にとって、天皇制だけは廃絶しなければならないことが分かる。この記述はまた「意識的に」天皇制を廃絶しなけれならないということを示唆している。戦後の天皇制の害悪は、昭和天皇以後の天皇昭仁にその本質があると言っていいだろう。

この地では未だ、なぜ「反権力」や「反体制」は「普通ではない」考えと認識されているのか。なぜ「音楽と政治は分離されるべきだ」などと考える「風潮」が顕著なのか考えてみてほしい。現下の「ウイルス禍」が私たちにもたらす悪い影響はほとんどそうした「普通の人々」の「感覚」から、私たちが抜け出せないことに起因している。天皇制(国家)権力の統制下でしか物事が進んでないのに、「コロナに負けるな」だとか、戦後の天皇制が私たちに植え付けてきた「善良な感覚」のように、またあやふやに問題を見て見ぬ振りふり(もしくは「見えてないか」)している場合ではない。

私の言っていることが理解できなければ、とにかくこの雑誌を手に取って読んでいただければ幸いである。